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八ヶ岳

水曜日は、セブンヒルズのツアーで、八ヶ岳の最高峰・赤岳に行ってきました。
天気は昼過ぎまで残念ながら雨。でもその後晴れてきて、下から見上げた山々はとても綺麗でした!

新宿駅に6時半集合。今日の参加者は、いつもカッコいいTANEYAさんと、チャーミングなTさん、そして私の3人。SHのまことさんさえらさんと、総勢5人の一行。先々週の御岳山でも一緒だったメンバーですので、和気あいあい遠足気分です ♪
セブンヒルズ号は中央高速を諏訪南ICで下りて、美濃戸を目指します。美濃戸口の八ヶ岳山荘を通り過ぎてからは、道はダートに。雨のせいもあって何度も助走をしてやっと登れた坂もあったり、すでにアドベンチャー気分。
新宿から2時間半で、美濃戸の「やまのこ村」に到着。準備をして、9時10分、いざ出発!

 ↓ 美濃戸にて出発前に一枚         ↓ まことさんが 今日の行動予定を説明してくれます
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まずは、南沢に沿って行者小屋を目指します。
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八ヶ岳_f0156912_15372369.jpg美濃戸が1,700㍍、行者小屋は2,350。650㍍を4㌔ほどかけて登る、緩やかな道です。
苔むした岩や木々が美しく、足を踏み入れてはいけないような聖地の中、一筋だけ“ここを通って奥へ入ってみなさい”と言ってくれているようなトレイルを伝って、上を目指します。

時々、先頭を行くまことさんが立ち止まり、おどけたポーズで写真を撮ったり。
大人の遠足は楽しい!





沢が枯れてきて広いガレ場になり、しばらく行くと行者小屋に到着。ここまで約1時間半。
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一休みして、標高2,899㍍の赤岳山頂を目指します。晴れていればきっと山頂をはるか頭上に見上げることができるのでしょうが、今日は霧の中。
登るのは、文三郎尾根。地図上の距離では1㌔で高低差550㍍を登る急登です。
八ヶ岳_f0156912_15375094.jpg八ヶ岳_f0156912_1538188.jpg八ヶ岳_f0156912_15381363.jpg











だんだんと木の背丈が低くなっていきます。一歩登るごとに植生がどんどん変わっていくのが、森林限界の興味深いところです。まことさんさえらさんが、折に触れて高山植物について説明をしてくれます。この高さまで登ってきたのは初めての経験なので、見るもの聞くことすべてが新鮮です ♪
右端写真の、まるでロッククライミングのような岩場を登り詰めると、赤岳山頂、八ヶ岳のてっぺんに到着です! 行者小屋から1時間半。
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天気が良ければ、大展望が楽しめるのでしょうが、今日はすべてが霧の中。景色は次回のお楽しみに取っておきましょう。
2,895㍍くらいの場所で、昼食とおやつを食べます。
おやつも遠足なみです♪ 私は好物の大福をぱくつきます! まことさんのパックは大きいから何が入っているのかと思いきや、きっとおやつが大部分だったな!^^ さえらさんからお煎餅をいただきました。
トレランというと、持って行く食料は、コンビにおにぎりとか、飴とか、パワージェルとか、実用的なものになりがちですけど、レースじゃないんだからね、おやつでも楽しまなくちゃね、遠足なんだから。いただいたお煎餅の美味しかったこと! 下界の5倍は美味しかったですね!

さて、下りです。
まずは尾根伝いに北へ向かい、地蔵の頭というところまで行きます。
尾根は両側が崖のほそ〜い道。こういう箇所を丹沢あたりではヤセ尾根と言いますけど、高山ではキレットと呼ぶのですね。
霧が濃くて、あまり高所の感じがしなかったのが残念でしたが、先日、北岳のキレットをトレランされてきたTANEYAさんに聞くと、まさに空を駆けているような感覚になれるそうです。これも次回のお楽しみ♪
地蔵の頭から、地蔵尾根を行者小屋に向かって下ります。
八ヶ岳_f0156912_15383610.jpg八ヶ岳_f0156912_15384935.jpg登ってきた文三郎尾根もキツかったけれど、この地蔵尾根はさらにキビシい!
ずーっとこんな←感じです。でも仲良し5人組ですから、どんなにキビシい道も楽しく進めます!

ん? 誰か座って地図でも見ているのか、と思うと、赤い頭巾をかぶったお地蔵さんです。地蔵尾根ですからね、お地蔵さん何人かいました。

行者小屋から、来た道=南沢を下るのはつまらん、ということで、北沢を下ることにし、ちょっとした尾根を越えて、北沢沿いの赤岳鉱泉へ。
おお、ここにきて、だんだん晴れ間が広がってきたじゃないですか!!
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←赤岳鉱泉で一休み。

あ、あそこにいるのはニホンカモシカだ!
ニホンカモシカが座って草を食んでいました。近寄っても逃げようという素振りも無い。小屋の近くだし、人に慣れたカモシカ? へんなの!




北沢沿いのトレイルを快調に下っていきます。
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ここにきて初めてランニング。だって、今までずっと急な登りか急な下りだったのですもん。
北沢は鉱泉の鉱物(主に鉄分かな?)が流れてくるので、川底の石がエンジ色に染まっています。
まことさんたちは、エンジ色の沢にじゃぶじゃぶ入って写真を撮ったりして遊んでいます。もう今日の行程が終わりだから、靴を濡らしてもいいんだもんねっ、って感じで。
エンジ色の石は、つるつる滑ります! 誰も転ばなくて良かったね!

そして道は途中から林道に。「今日はトレランツアーですから走ります!」って、林道2㌔はずっとラン。私は実は軽い高山病で頭痛がしていて、走って足をつく度に、頭にズキズキと衝撃が。「頭痛いよぉ〜」とつぶやき続けながらも、何とか走り通し、終着のやまのこ村には15時ぴったりの到着。
皆でハイタッチ!

楽しいトレランでした!(ちょっと頭痛かったけれど^^;)
満足満足、大満足!
八ヶ岳から離れる車の後ろの窓からは、きれいに晴れ渡った赤岳が見えました。また前方には、甲斐駒ケ岳など南アルプスの勇姿が! 「あの雲の上に見えているピークは北岳ですね」と、まことさんが教えてくれました。


帰りは、まず温泉に入って、そして小淵沢駅近くの鰻屋さんで夕食。
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セブンヒルズ号で新宿駅まで送っていただき、ツアーは終了です。
まことさんさえらさんと別れた後、3人でちょこっと飲みに行きました。酒が入るまではけっこう大丈夫だった眠気も、帰りの電車で一気に出てしまい、眠っていた私は電車に遠くまで連れて行かれてしまいました^^;
その日のうちには帰れたので、良しとしますか!
by letswalk | 2008-10-03 15:40 | trail running


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