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勘七ノ沢(途中まで)

水曜日は、丹沢の勘七ノ沢(かんしちのさわ)へ行ってきました。
表丹沢の主峰・塔ノ岳から南へ伸びる大倉尾根、その東側の谷を流れるのは、先日行った水無川、逆の西側を流れるのが四十八瀬川、勘七ノ沢は四十八瀬川の源流です。

小田急線・渋沢駅からバスで大倉へ。勘七ノ沢(途中まで)_f0156912_19182550.jpg
大倉から西山林道を北へ歩いて、勘七ノ沢との出合、入渓地点の二俣というところを目指します。
西山林道は、水無川を目指した戸沢林道に比べて、水流による道の削れもほとんど無くて歩きやすい。そして、緑が濃いような気がするし人工物も少なくて、大倉尾根を境に、開けた東丹沢と人の手がまだまだ加わっていない西丹沢に分かれるような印象でした。

大倉から歩くこと55分、二俣に到着です→

準備をして、沢登り開始は11時30分。
おかしいなあ--; 先週よりだいぶん早く家を出たのに、開始時刻が同じだ。
渋沢でバスの乗り継ぎが悪かったのと、バス停から入渓地までの歩く時間が長かったからなぁ。

二俣からじゃぶじゃぶと沢を行き、小さな滝を2つ越え、堰堤を補助ロープを使って登ると、支流を分けます。
直進する方が支流の小草平ノ沢。左に直角に折れる方が勘七ノ沢。
小草平ノ沢も初心者向きの沢と本に紹介されていたので、そのうち行ってみましょう。

左に折れるとすぐにF1 ↓ 。    そして、またすぐにF2 ↓ 。
勘七ノ沢(途中まで)_f0156912_19185039.jpg勘七ノ沢(途中まで)_f0156912_1919367.jpg













F1は、水流の左側を登りました。登りはじめのつるつるしている岩には、お助けロープがあって、それを借りて何とか中段まで上がると、あとは楽に行けます。
F2の前で、陽が差しました! 気持ちがいい!
この滝は右側を何とか登れます。手がかりや足場が小さいので、岩が崩れたり剥がれたりしたら嫌だな、と思いつつ、慎重に確かめながらの直登でしたが、崩れることも無く無事に登りきりました。

そして、滑り台のようなF3 ↓ 。  二段になっていて、高さのあるF4 ↓ 。
勘七ノ沢(途中まで)_f0156912_19191413.jpg勘七ノ沢(途中まで)_f0156912_19192371.jpg













F3は、滝の傾斜が緩やかなので、一見横を登れそうにも見えますが、岩がつるつるしているので滑りそうだし、絞られた落ち口から水が一気に流れてくるので水流が強く、滑ると滝壺まで落とされそうです。
ここは安全策を取って、左の方から巻こうと崖を登ります。
巻いて滝の上に出てみると上に出過ぎた! 高度があって下の沢に下りられない! とは言ってもその崖を登ればそこに出るしかなかったし、うーむ仕方が無い、少し先へ行くしかないと、崖伝いに上流へ向かうと、すぐに小さな支沢の流れがあってそれ伝いに下りられました。ほっf^^

しばらく広めのゴーロを行くと、二段の滝F4です。下段は簡単に登れますが、上段は10㍍あり、どうかなぁと心配でしたが、行ってみると、おおっ!簡単に登れる隙間があるじゃないですか!
登ってその先行けないと困るので、結局登れなかったガレを詰めたりして、色々試行錯誤・一進一退しながらでしたが、道を最初から知っていれば短時間で登れる滝でした。


ここで12時40分。ちゃんと時間の計画を立てなかったのがいけませんでした。夜までに家に戻る用事があり、このまま花立まで登ると、絶対に間に合わないことに気がつきました。
残念ですが、エスケープルートはこの上には無いので、今日の沢登りはここで終了です。

トレランシューズに履き替え。不明瞭な道を何とか探して小草平尾根に出、大倉尾根に登ります。
そして、大倉尾根をずんずん下って、大倉帰着14時50分。

今日の沢の特徴。勘七ノ沢の滝(F1〜F4)は、滝のすぐ横には巻き道が無く、直登するか大きく巻くかしかない。
今日の反省。時間の計画はきちんと立てよう!
ということで、途中まででしたが楽しい沢行でした。
by letswalk | 2008-09-03 19:31 | 沢登り


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