セブンヒルズのシャワークライミングツアー

セブンヒルズの、シャワークライミング(沢登り)ツアーに行ってきました。
天気は、朝は晴れ、午後から山では土砂降りの雨でした。
友人が入渓(林道や登山道から沢に入ること)地点すぐの堰堤で捻挫をしてしまい、少し頑張って登ったものの、途中から引き返してしまったことだけが残念でしたが、それ以外は楽しい一日でした。

小田急線の渋沢駅に9時集合。雨の予報でしたが、天気は朝から晴れ。うーん、気持ちがいい!
今回の参加者は、この前のトレランツアーでご一緒し、今回沢登りに参加しようと約束したTANEYAさん、私の友人のY嬢、私、そして初対面の男性の方の4人。
セブンヒルズのまことさん・さえらさんと総勢6人の、こぢんまりした楽しそうなツアーです。

目的の沢は、葛葉川本谷(くずはがわほんだに)。三ノ塔から発する沢です。
初心者から上級者まで楽しめる沢ということで、休日にはかなりの人出だそうですが、今日は平日で雨の予報ということもあってか、私たち以外には人を見かけず、のんびりと楽しめました。

水を汲みにくる人もたくさんいる「葛葉の泉」という入渓地点までセブンヒルズ号(ハイエース)で移動。ここの駐車場で、着替えなど準備をします。
私の服装&装備は、ヘルメット、眼鏡にストラップ、上は半袖のランニングシャツにウインドブレーカー。動いているときは寒くなかったのですが、滝登りは一人ずつなので待っている時や、昼食時にとまっていると寒かったので、長袖ランシャツも着て、3枚重ね着がちょうどいいかな。
手袋に、工事工作用の手のひらがゴムでコーティングされた、化繊の軍手をつけてみました。素手の方が良いというのも聞いたので、次回は素手でやってみようかな。
下は、膝上までのスパッツ、沢登り用に買ったモンベルのスネ当て、ゲートル、靴はノースフェイスのARNUVA。スネ当てはアウトレット品を安く買ったし、水の中でも暖かく、ヒザ当てもついているし、なかなか快適でした。ゲートルは足首に巻くものですが、砂や小石が入ってこなくて、これも良し! ARNUVAも、水の中・下りの登山道、ともにいい感じでした。
そして腰にはハーネス。滝登りなどで、ロープを装着するベルトです。
ヘルメットとハーネスは、セブンヒルズさんが貸してくれます。

さて、準備完了。いざ沢へ。
すぐに堰堤(えんてい)があります。一応、土砂の流れをせき止め、川の流れを緩やかにし河岸の浸食を抑えるなどの効果があるとされる、小さなダムのようなものですが、この人工物を山で目にする度に “こんなもの意味あるのか?”と以前から思っていました。そして今回、この堰堤での友人の捻挫。逆恨みかもしれませんが、「堰堤なんていらん!」とあらためて思いました。

1〜2㍍くらいの小さな滝を幾つか越えつつ、意外と深い滝壺にざぶんと入ったり、大きな岩を越えたりしながらしばらく進むと、絞られた落ち口から水が落ちる5㍍くらいの滝と、その下の2㍍の滝がセットになった、今日最初の大滝が現れました。
Y嬢もここまで頑張りましたが、痛みが増してきたので引き返すことにしました。残念。ただ実際この後登ってみて、かなり厳しい箇所もありましたし、途中から土砂降り(ホントにホントの土砂降り)になったので、結果的には引き返して良かったのでした。

この滝ではロープを装備して登ります。
滝の上で一方を固定したロープのもう一方を下ろしてもらい、それをハーネスに取り付けます。ロープで引っ張り揚げてもらう訳ではなく、登るのは自力。ただ万が一(と言うか実際はけっこう度々)手足を滑らせて落ちたときに、上でロープを弛み無く引っ張ってくれているお陰で、滑落すること無く、その場で宙ぶらりんになれるのです。そしてまた岩に取り付いて登り続ける、という寸法です。
今日が沢登り入門の私には、この滝が最初の大滝登りだった訳ですが、そこそこの傾斜だったので、それほど難なく登ることができました。

Y嬢とはここで別れ、上を目指します。
2度目のロープで登った滝を使って、“ロープを使って下る”というのをやりました。エイト環という8の字型をした金属の輪っかを使い、そこにロープをぐるっと通すことによって摩擦を多くして、少しずつロープを繰り出せるようにし、急斜面を下りていく、というものです。消防士か高所作業員になったような気分です。
へっぴり腰でも反り過ぎてもダメで体を一直線に伸ばし、左右にぶれないように足を適度に開き、体の直線が斜面と常に垂直になるようにします。ロープを繰り出す速さと、足を移動させる速さが同じにできると、垂直を維持できます。2度目のチャレンジでは何となくコツをつかんで、楽しく下りることができました!

晴れていて、木漏れ日も美しいと思っていたら、昼食をとっている頃から急に暗くなってきました。日暮れみたいな暗さで、「ヘッドランプ着けて、ナイトシャワークライミング?」なんて冗談も出るほどの暗さです。

ぽつぽつと雨の降る中、本日最後で最大の難所、8㍍の大滝にやってきました。
これまでの滝は少しは斜めだったので比較的楽でしたが、この滝は垂直。真上から降ってくる水を頭で受けながら、ほとんど手探り足探りで登っていく感じです。
ちょっと会得したのは、“水の向こうに足場がある”ということです。最初はどうしても水の直射は避けたいと思う気持ちと、見える足場を使うという頭があって、流れの左右の足場を探してしまうのですが、思い切って流れの向こう側に手や足を入れると、意外なことに(って経験者にとっては全然意外でないのでしょうが)そこにかなりしっかりした足場があったりするのです。
最上部の岩に手をかけることができたときには、「やったぁーー!」って思いましたね。上に立って思わずガッツポーズも出てしまいました!

この大滝を越えると今日の終点も間近。“もっと登りた〜い”という残念な気持ちも抱えつつ、大きな岩がゴロゴロところがる、こういう箇所を「ゴーロ」というそうですが、ゴーロをずんずんと足早に登っていきます。
雨は土砂降りですが、沢登りでは全然気になりません。これがトレランだったら嫌だろうなぁ、と今日が沢登りだったことに感謝。

表丹沢林道が10数㍍頭上を通る大平橋をくぐると、今日の沢登りは終了です。地図で見ると、今日歩いた距離はたった1㌔くらいなんですよね、不思議。
橋の少し上流から林道に出て、大平橋の上で「おつかれさま〜」。終わりと思ったら、ここで最終イベントが!
先ほどの“ロープを使って下る”の空中版を、この橋の上から10数㍍下の沢に向かってやるというのです! 海上自衛隊などがヘリから海上に下りるような、まさにあれです!
足を離すまでが怖い! でも足が離れて宙ぶらりんになってしまえば、おお楽しい!
下りてしまうのがもったいなくて、少しずつ下りていきました。

下りの登山道は、トレイルが川になってました。濁流下りです。
まあ、頭から足までどこもかしこも元々ずぶ濡れですから、何も気にせずどんどん下ります。30分ほどで葛葉の泉に帰ってきました。
車で渋沢駅に戻ると、街中は道も濡れてない。山の天気はすごいなぁ、とあらためて感じました。

同行のTANEYAさんが写真付きのブログを書いていらっしゃいますので、そちらも是非ご覧になってみてください ♪
長文失礼しました。
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by letswalk | 2008-07-15 22:12 | 沢登り


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